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Ecoalf

【エコアルフの素材とは?<漁網ナイロン編>】 主な原料は海洋投棄された漁網

石油由来の繊維としてポピュラーなナイロンについても、できるだけ再生されたものを使うのがエコアルフ流。石油から新たに生成するよりも、リサイクルのほうが電力や水など、エネルギーや資源の消費量をリデュースすることが可能だからです。そこで、特にエコアルフで使用する漁網ナイロンについてお伝えします。

 

 

海洋投棄、放置された漁網の行く末

日常生活に溶け込んでいる合成繊維のナイロン。世界でもポリエステルに次いで多い生産量でも知られています。そうした中で懸念されているのが、海洋プラスチックゴミの問題。生分解性が皆無=つまり、自然に分解されないため、投棄されても地球上に残存してしまうのです。

特に知られているのが、いわゆる「太平洋のゴミベルト」。太平洋には、アメリカ・テキサス州の2倍にもおよぶ範囲で、ゴーストネット(=プラスチックや漁網、海洋生物やその死骸がからまったもの)なるものが浮遊している箇所があるのです。

2009年の調べでは、そのうちの46%を漁業者が使用する漁具=漁網であることが判明しました。また、海底には、放置された65万トンもの漁網が眠っているというデータもあります。このように海洋に漂う数多くの漁網が、クジラやアザラシ、ウミガメなどをはじめとする、非常に多くの生物たちの営みに悪影響を及ぼしているのです。

 

漁網をリサイクルするメリット

 

漁網をリサイクルするのは、一からナイロンを生成するよりも多くのメリットがあります。

 

1)高品質

強度を求められる漁網自体、高品質のナイロンを使用しており、そのぶん環境に残り負荷をかけてしまう。裏を返せば、その高品質は再生するうえではメリットとなり得ます。私たちが再生するのは、「ナイロン6」あるいは「ナイロン6.6」と呼ばれる軽量で強度なもの。それは、ウェアやアイテムになったときのクオリティにも直結しています。

 

2)天然資源をセーブ

有限ともいわれている石油の消費を減らすことは、人類喫緊の課題。現在、製品化されているナイロンを再生することは、石油の消費削減につながります。一からの生成よりも、リサイクルのほうが、水蒸気を用いる点で、環境負荷も軽減できますし、エネルギー消費を抑えられるために、温室効果ガス(CO2)排出も減少できるのです。また、再生ナイロンは、何度でも再生可能。無限のリサイクルが行える点もメリットです。

 

3)海洋汚染予防

今も、大量に海洋に漂っている投棄された漁網たち。これらを回収して再生することは、当然ながら、海洋ゴミ問題の解決へと向かうステップになっています。そうしたウェアを使うこともまた、地球環境負荷軽減の貢献になるのです。

 

 

 

 

 

リサイクルナイロンを使用したアイテムたち

リサイクルの結果、生まれた再生ナイロンは、質感も高く、軽量で頑丈。タフなシーンでも活躍必至なアクティブなアイテムに落とし込まれています。フード付きのジャケットは、ポリウレタンコーティングによる撥水性や、ストレッチ性も備えており、先端的なスタイルに。シューズは、クラシカルなレトロランナーデザインをモダンに消化。アッパーのテキスタイルが、漁網を100%リサイクルしたナイロンを使用。フラップがついたナップザックタイプのバックパック。シェル素材がリサイクルナイロン100%。起毛感があり、スタイリッシュにこなせます。

 

右から、

ジャケット2点WILDASH PAKABLE PARKA ¥29,000

スニーカー3点YALE SNEAKER ¥11,000

バックパック2点WILD SHERPA BACKPACK ¥23,000

 

撮影/村本祥一<BY THE WAY> 文/高村将司 ディレクション/Pomalo inc.

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